117系近郊形電車
私鉄と競合する京阪神地区に投入された形式です。国鉄は、昭和40年代後半、競合区間の新快速運用に急行型電車を投入しました。しかし、昭和50年代前半には、はやくも車両の老朽化などにより設備面で競争力を維持できなくなっていました。国鉄では標準的な設計を重視してきましたが、京阪神地区の私鉄との競合という実情にあわせ、私鉄風の中央寄り2ドア、オール転換式クロスシート、大型のパノラミックウィンドウというこれまでの国鉄にはない画期的なスタイルを取り入れた新型車両を投入しました。
117系近郊形電車
クハ116-14 | |
クハ117-14 | |
モハ116-28 | |
モハ117-28 |