14系寝台客車(国鉄)
戦後の経済成長とともに日本人の体格が向上したため、寝台幅が52cmしかない20系寝台客車では狭いという問題が発生、広い寝台を備えた後継形式として開発されたのが、14系寝台客車です。昭和46年10月より瀬戸での運用が試験的に開始されています。昭和47年より本格的な運用が開始されました。
途中駅での分割併合運転を容易に実現するために、20系寝台客車で採用されていた専用の電源車両を用意する集中電源方式ではなく、通常客車の床下に発電機を搭載する分散電源方式を採用しているのが特徴です。しかし、この分散電源方式を採用したことが仇となり、47年の北陸トンネル火災事故を受けて、製造が打ち切られ、集中電源方式の24系寝台客車が48年に登場します。しかし、集中電源方式の24系では運用に柔軟さが欠けるため、昭和53年にA-A基準を達成した14系15形が登場しています。
モデルは、国鉄末期の14系寝台客車です。14系14形と15形の主要形式をそろえています。オハネフ15-1は、後年更新工事により帯が白に変更されています。モデルでは、改造前の標準的なスタイルだったステンレス帯時代で設定しています。
14系寝台客車(国鉄)
オハネ14-7 | |
オハネ15-6 | |
オロネ14-3 | |
オシ14-7 | |
スハネフ14-5 | |
スハネフ15-1 |