今回から数回にわたって、ユニヴァース2の攻略に向けて戦略、戦術資料を連載します。初回は、ユニヴァース2の戦略、戦術面でのいくつかの特徴について記述します。

メビウスリンクシリーズは、艦隊同士の戦闘を中心に据えたシミュレーションゲームです。これがこのゲームの根幹となっています。一般に戦略、戦術シミュレーションゲームは、実際に行われる戦闘とそこまでの準備段階の2つのフェーズから構成されています。艦隊戦の場合は、戦略的に効果的な場所への艦隊の布陣とその布陣を支えるための補給網の構築が準備段階、そして、索敵によって敵位置の探査とそれにあわせた戦術的な艦隊の展開が戦闘段階での指揮官がすべき行動になります。

■準備段階
メビウスリンクシリーズは、地球上の海で行われた数々の会戦と同様な戦いの経過を宇宙空間に再現しています。このとき重要になるのが「生産」という概念です。ボードゲームを含めて、国家規模の戦略を左右する大規模なゲームでは、兵器の生産と国家の工業力、経済力が戦略面の重要なパラメータとなっています。しかし、こと「戦闘」というタイムスケールでみると、これら生産は、あまりに長期的な視野となります。実際の会戦も多くの場合、戦闘開始から数時間で決着がつき、月単位のタイムスケールをもつ「生産」とは別次元の話になります。メビウスリンクのように「会戦」に重点を置いた場合は、次元の異なる生産概念は無視できます。かわりにメビウスリンクでは、戦闘シナリオの開始時点で戦略的な状況が設定されています。プレイヤーは、生産を気にしなくてもよいかわりに、シナリオ開始時点での「敵拠点の分布」「敵艦隊の初期状態」「戦場の地理的状況の把握」が必要になります。

1:最初にシナリオが設定している友軍の状況を確認します。シナリオには、初期状態でいくつかの惑星が自軍の拠点となっています。メビウスリンクの艦隊は、自軍拠点からのみ出撃可能であり、さらに各拠点にあらかじめ駐留している旗艦、戦艦しか出撃できません。
まずは、どこの惑星に、いくつの艦隊がいるか把握するために出撃可能な艦隊をすべて出撃します。

2:次に注意を向けるべきは、各宙域(=ワールド)とそれを結ぶゲートの確認です。多くのゲートは、あらかじめFarMapに表示されていますが、シナリオによっては、「見えないゲート」が存在します。また、ゲートには距離に関係なく固有の通過時間が設定されています。ワープインからワープアウトまでの時間です。ワープ中の艦隊は、一切操作できません。ワープ中に味方に危機が訪れ、引き返そうとしてもワープアウトするまでは一切行動がとれません。なるべく早期に各ゲートの位置とゲートの通過時間、そしてゲートがどのワールドと接続しているかを把握することは重要です。一般的に、航続距離と高速性にすぐれている駆逐艦をこうした探査行動に従事させます。単艦出撃して、少なくとも自軍宙域にゲートで隣接する宙域を調べるとよいでしょう。
(今回の連載では、このゲート情報についてマップを掲載します。)

3:上の二つの情報と、敵拠点の位置から敵艦隊の行動を予測します。敵艦隊は、シナリオの戦略レベルでの目標達成を目的に行動します。一般に、敵拠点の制圧もしくは敵艦隊の殲滅を目標としています。敵拠点を出発した敵艦隊は、戦略、戦術的に優位に立てるゲートを通ってきます。つまり、多くの場合は、自軍が攻め上るであろうルートと敵の侵攻ルートは一致しています。味方の最善の攻略ルートを敵が侵攻してきた場合の対処を含めて作戦を立案し、必要ならば艦隊を編成し直します。この立案にかけられる時間は非常に限られています。作戦を練っている間も敵艦隊は、刻々と進撃してきています。

4:艦隊は、攻撃目標や戦術、戦略によって、いくつかのタイプがあります。メビウスリンクは、数隻からなる一個艦隊と複数個艦隊からなる艦隊群という概念上の2つのレベルが存在します。一個艦隊を出撃する段階で、艦隊に含める艦艇によって、個々の艦隊の性格が決定します。一番基本的なタイプは、対艦隊戦闘に従事する艦隊で、防御力に優れている戦艦、瞬間的な攻撃力にすぐれている巡航艦、敵を即座に把握できる駆逐艦をバランスよく組み合わせます。対艦隊戦闘で電撃的な展開が必要な場合は、瞬間的な打撃力に優れた巡航艦をメインにした艦隊を編成します。戦場を長時間支配するには不向きですが、高い攻撃力を生かした電撃的な作戦には向いています。惑星攻略には、対惑星攻撃力を有する戦艦、高速戦艦をメインにした艦隊を編成します。惑星拠点の確保は、戦略面で非常に優位に立てます。

 


■このページは、メビウスリンクシリーズの開発情報をお知らせしています。開発の進行状況に応じて、内容を更新しています。■開発中タイトルの記事については、仕様変更により内容が製品版とはことなる場合があります。■ 開発中タイトルについてのお問い合わせはお受けできません。■本作品の設定は、作品世界を成立させるための実際とは異なる創作した物理、数学、経済理論を使用しています。
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